「どうして私の髪ってこんなに硬いんだろう!」

「広がりやすいし、まとまらなくて困る・・・」

「髪が柔らかいからすぐにぺちゃんこになってしまう」

「もっとハシコシがほしい!」


該当するお悩みはございましたか?


今の髪の毛の状態に満足しているかと聞かれれば
「していない」という方がほとんどだと思います。




こんにちは!4cm横川店のとーみずです(*’ω’*)





美容師である私も今の髪の毛に満足していません。

「広がりやすいのに、重みのあるワックスをつけるとぺちゃんとしやすい」

「ダメージしやすくてパサついてみえやすい」

これがわたしのリアルな悩みです。


ですが、サロンワークの中ではお客様にお褒め頂くことがあります。

「ふんわりしてるのにまとまりがあっていいね」

「ハイトーンなのにどうしてダメージが少ないの?」

お客さまには正直にお話します。

わたし「わたしの髪の毛って実はとっても扱いにくい髪の毛なんですよ」

こう申し上げると割と高確率でこう返答が返ってきます。

お客様「そうなの?やっぱり美容師さんだから扱いが上手なのね~」



いいえ!違います!


大切なのは今のご自身の髪質、状態を知り
お悩みにあった改善方法を知ることなのです!

髪質とは?


お肌って大きく二つにわけると「乾燥肌」「オイリー肌」の方がいますよね。
それと同じように髪の毛も大きく二つにわけることができます。

「硬毛」と「軟毛」です。
硬毛は剛毛、と呼ばれたり軟毛は猫っ毛、と言われたりしますね。

硬毛、剛毛ってどういう髪?

硬毛とは「髪の毛一本一本が太く、ハリのある髪の毛」を指します。

硬毛の特徴

髪の毛内部を守るキューティクルという鱗が分厚くなっているため、
太く、硬い髪質になります。

毛量が多い方が多い傾向にあり、
まとまりにくさや、広がりを感じる傾向にあります。

硬毛のメリット5つとデメリット3つ


①ボリュームを出しやすい
毛量もハリもあるので、ショートヘア等
ボリュームを出したいヘアスタイルのときには
自然なボリュームをだすことができます。


②ダメージがしにくい
硬毛でくせ毛の場合は事情が変わる場合がありますが、
硬毛はキューティクルが多いのでダメージをうけにくいです。


③ハリがあるので年齢を感じさせない
髪の毛は年を重ねるごとにハリが失われていくものです。
ですがもともとハリがあり、毛量が多いので
若々しい髪をキープしやすいです。


④トリートメントの持ちがいい
硬毛の方は髪内部のコルテックスがしっかりとつまっていて、
(コルテックスとは髪の毛の主成分です)
キューティクルの層が厚いのでトリートメントの保持力が高いです。


⑤カラーの退色時に黄味が出にくい
硬毛の方は赤みのメラニンを多く保持している方が多いため
カラーの退色時に黄味が出にくい方が多いです。


髪が硬いのが嫌だ!と思っている方も多いと思いますが、
硬毛さんにもこんなにいいことがたくさんありますよ!


今度はデメリットです。



①まとまらない
ボリュームが出やすいのは良いですが、
徐々に髪が増えてくると膨らみはじめます。
髪が伸びた、というよりも増えてきた・・・という
印象が大きいかと思います。


②アレンジをするときにナイロンゴムが切れる
これは実体験です。(笑)
髪が硬くて多い私がミディアムまで伸ばしていたとき
アップスタイルにしていることが多かったのですが
ナイロンゴムが切れるきれる・・・
1日に何度も手直しが必要だったのが大変でした。


③柔らかさがでにくい
一本一本がしっかりしていて、量も多いので
柔らかな動きが出づらいです。
巻いてもひとつひとつの毛束の主張が強く、
なかなか女性らしい柔らかな巻き髪を作るのが困難です。


反対に髪が柔らかい方はどんな髪質なのでしょうか?

髪が柔らかい、猫っ毛ってどういう髪?

軟毛とは「キューティクルとメラニン色素が少なく、細く柔らかい髪」を指します。

軟毛の特徴

軟毛の方はキューティクルの層が薄く少ないため、ダメージに弱い髪質です。
ですが、柔らかいため扱いやすい傾向にあります。

軟毛のメリット5つとデメリット3つ


①ヘアセットがしやすい
髪質が柔らかいため、過剰にボリュームがでることがありません。
まとめやすく、柔らかい雰囲気を作ることができます。


②アッシュ系ヘアカラーの発色がきれい
日本人は比較的硬毛の方が多く、
赤みをつくるユウメラニンを多く持っています。
軟毛の方はユウメラニンが少なく、黄味のフェオメラニンを持っているため
ブリーチなしでもアッシュ系のヘアカラーの発色がきれいに出ます。


③女性らしいヘアスタイルを作りやすい
軟毛の方は柔らかく、さらさらとした毛質なので
風になびいた時や手触りがとっても女性らしいですよ。


④カットの周期が早まらない
例えば髪が硬い方だと髪が「伸びた」よりも「膨らんだ」の方が
気になるのが早かったりします。
ですが、髪が柔らかい方だと「伸びた」の周期でカットできるので
カットまでのスパンが伸びますね。


⑤時間、使用量が少なくて済む
シャンプーやトリートメントの使用量も少なくて済みますし、
ドライヤーなど髪にかける時間も少ないですよね。
コストも時間もかからないのはとっても助かります。


いいことづくめに見える軟毛ですが、軟毛なりの悩みもあります。
軟毛のデメリット



①ぺたっとしやすい、ボリュームがでない
朝どれだけ頑張って巻いても、ワックスやスプレーをつけても
気付いたらぺたっとボリュームがなくなってしまいます。
髪が柔らかいがゆえに・・・


②ハリコシがない
ハリコシがないと髪が弱っているように見えてしまい、
少し年齢が上に見えたりします。
艶と同じくらいハリコシは大切ですよね。


③ダメージをしやすい
髪を守ってくれるキューティクルの層が薄いため
ダメージには弱いです。


さて、髪質についてお話をさせていただきました。
これから髪質に合わせたアプローチ方法を教えます!

硬い髪をトリートメントで柔らかくすることはできるのか?

硬い髪の毛は「髪内部のコルテックス(たんぱく質)」と
「キューティクル」の両が多いことで硬毛となります。

ですので、硬毛さんは比較的健康な髪を保持しやすいと言えるでしょう。

ではトリートメントでは髪は柔らかくすることはできないのか?
答えはNOです。

髪が硬いと感じる場合にはもともとの髪質の場合と、
ダメージが原因で髪が硬くなる場合があります。

ダメージが原因で髪が硬くなる場合のかたは
「熱変性」をおこしている可能性があります。

熱変性とは?

熱変性とは髪の毛の内部が熱によって硬く固まってしまうことをいいます。

例えば、たんぱく質で出来ている卵を180℃のフライパンで焼いた時、
液状だった卵は固形に固まりますよね。

髪の毛も同じたんぱく質なので、同じ現象が起こります。
過度にヘアアイロンやコテを高温で当てることによって
熱変性がおこるのです。

この熱変性で髪が硬くなっている場合には
トリートメントは有効な手段です。

髪内部のたんぱく質と水分を疑似で入れてあげることにより
柔らかな髪質にすることは可能ですよ。

柔らかい髪をトリートメントでハリコシを出すことはできるのか?

答えはYESです!

何度もお伝えしているように柔らかい髪の毛は
髪内部のコルテックスと髪を守る盾であるキューティクルが
少ないことによってハリコシがなくなってしまいます。

なのでトリートメントで内部に疑似たんぱく質と
コーティングでキューティクルをつくってあげることで
ハリコシのある髪を作ることはできます!

髪が硬い、柔らかい悩みがある方へオススメのトリートメント

髪に悩みがある方に使用してほしいトリートメントは
COTA iケアトリートメントです!

iケアトリートメントは5種類あり、
しっとりまとまるものからふんわりさせてくれるものまで
髪の悩みや状態に合わせて選べることが出来ます。

自身の髪質や髪の状態に合わせたトリートメントを使うことで
iケアトリートメントはダメージの大きさに合わせた補修をしてくれるので
いまの自分の髪に足りないものを補ってくれます。

5種類の中から選べるのがうれしいですね!

硬い髪にオススメのiケアトリートメントは?

硬い髪の中にも髪の状態があると思うので、
いくつか例をだしてご紹介をしていきます。

髪は硬いが量は多くない方
iケア5番トリートメント

パサつきが気になる髪の毛に潤いを与えて
まとまりやすくします。

私は5番を使用していますが、
5番はしっとりとしすぎることがないので
ショートの私でも使えます◎


髪が硬くてしなやかさがない方
iケア7番トリートメント

しっとりとして、硬い髪を柔らかくします。

一番硬毛の方にオススメなのは7番のトリートメントです!

実際に私が使った際には、
思ったより重くはならずに髪に芯ができたように感じます。
ローダメージの時には少し重く感じましたが
ハイダメージやロングの方だと
一番使いやすいのではないかと思いました。


広がる方(くせ毛の方)
iケアトリートメント9番

広がりやすい髪の毛をしっとりとして
まとまりやすくします。

くせ毛、乾燥しやすい髪の場合は
9番がおすすめです!

が、硬毛のなかでも比較的柔らかい髪の場合は
9番だと重すぎてしまう場合があるので
注意が必要ですよ!

柔らかい髪にオススメのiケアトリートメント

ローダメージの方
iケアトリートメント1番

柔らかい髪をふんわり、さらさらとした
質感に仕上げます。

髪が柔らかくてローダメージの方は
補修はしてくれながらも軽い質感のトリートメントを選びましょう。

ローダメージの髪に油分を足しすぎると
ぺちゃんとしてしまうので軽い質感の
トリートメントがオススメです。


ダメージが気になる方
iケアトリートメント3番

潤いを与えながら軽やかな髪にします。

ダメージがある場合は髪内部の
コルテックスの密が少なくなっていいるので
補修が大切になります。
補修をしながら軽い質感に仕上げることができる3番がオススメです。

お風呂場で使う流すタイプのトリートメントだけではなく、
お風呂上り、髪を乾かす前の保湿も大切ですよ。

髪が硬い、柔らかい悩みがある方にオススメの洗い流さないトリートメント

洗い流さないトリートメントを使用することで
お風呂上がりの髪の乾燥や、
ドライヤーなど熱のダメージから髪を守ってくれます。

洗い流さないトリートメントのオススメは
COTA スタイリングベースシリーズです。
(洗い流さないトリートメントです)

こちらは4種類から髪質に合わせて選べるもので、
ミスト、クリーム、オイルの3タイプがあります。

硬い髪にオススメの洗い流さないトリートメントは?

カラーやパーマをしていない方(ローダメージの方)
B3

B3(ビーサン)はクリームタイプでしっとりと保湿をしてくれますが
べたつく心配もなくなめらかな髪を作ってくれます。


カラーやパーマをしていてダメージが気になる方(広がりがある方)
B1+B5

B1(ビーイチ)はミストタイプで水分量をたっぷりと足してくれます。
そこによりしっとりとしたクリームタイプのB5(ビーゴ)をプラスすることで
ダメージを感じさせない潤いのある髪を作ってくれます。

お肌でいうところの化粧水と乳液のような使い方です。


くせ毛の方
B7

B7(ビーナナ)はオイルタイプで重さもある分、
くせ毛をまとまりやすくしてくれます。
ダメージがある場合にはB1と併用するのがオススメですよ。

髪が柔らかい方にオススメの洗い流さないトリートメント

カラーやパーマをしていない方(ローダメージの方)
B1

B1はミストタイプで一番軽い仕上がりになります。
髪内部に水分と栄養をたっぷりと補給してくれるので
内側から元気な髪を作ってくれます。


カラーやパーマをしている方(ダメージが気になる方)
B3

クリームタイプの中でもエアリーなB3は
ダメージの気になる際にオススメです。

水分と油分をバランスよく補ってくれるため
柔らかい髪でもハリコシがだせます。


洗い流すトリートメントも、洗い流さないトリートメントも
一度使うだけでも手触りや質感は変わりますが、
原因の改善にはならないので、大切なのは持続することです。


そうはいっても大切なイベント前や、
緊急で髪を綺麗にしなくちゃ!というシーンもあります。


今すぐ髪の状態をよくしたいの!
ということもありますよね。

即効性のあるトリートメントは?

即効性でいうと、サロントリートメントが一番です。

サロントリートメントの多くは髪内部の補修と
髪外部のコーディングまで行いますので
すぐに見た目も手触りもよくなりますよ。

サロントリートメントをして、髪の状態を整えたのちに
お家でのホームケアをはじめていくのもいいですね。


まとめ



いかがでしたか?


トリートメントで髪を改善するには

・自分の髪質を知る

・髪質、悩みにあったトリートメントを使用する

・洗い流さないトリートメントを使用する

・即効性を求める時はサロントリートメント

そして一番大切なのは

・持続すること


ご自身で髪質や髪の状態を判断するのは
とても難しいと思うので、
一度担当の美容師さんにご相談くださいね!


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